会社設立 初心者編24 会社設立一年目の社長の会計相談 繰延資産とは
会社実印の作成などの準備に手間を取られましたが、今年ようやく千葉県千葉市に店舗を構え、長年の夢だった会社設立をすることができました。
手作りのお総菜やおにぎりなどの商品を製造・販売するお店を経営したいとずっと考えていたので、いい場所を千葉県千葉市に見つけたときは嬉しくなり、その店舗を借りて開店前の掃除や改装などの為に電気を通したり、チラシを印刷したりしました。
そうして会社設立はしたのですが、経理の事は全くの初心者で分からないことがたくさんあります。
千葉県千葉市にある会計事務所に経理処理を委託したほうがいいかとも考えているのですが、まずは自分で調べたところ、私のように新しく会社設立をした場合、開業するまでに多くの費用を支出してしまうのはよくあることのようでした。
そういう会社設立の際にかかった費用は、繰延資産という資産項目に計上することができるとのことでしたが、繰延資産とは何なのでしょうか。また、そのように繰延資産として資産に計上した場合、ずっと貸借対照表にのったままになってしまうのでしょうか。
会社設立千葉／起業.netさんで詳しく教えて頂くことは出来ますか。
会社設立時に繰延資産として計上できるものには、大まかに創業費と開業費があります。
会計処理には費用収益対応の原則というものがあり、お金をもらう収益と、それを生むためにかかった費用は同じ会計期間で対応<させなければなりません。会社設立をした後に、営業活動を行って支払う仕入などの支出はその期の売上を得るためのものですので、すぐに費用として計上します。しかし、法人が支出する費用のうち、支出の効果がその支出の日以後一年以上に及ぶものは、支出時に全額を費用とはせず将来に分配すべきだと考えられますので、繰延資産として資産に計上することができます。
創業費
まず創業費にあたるものですが、会社設立をする前にかかった費用、具体的に言えば登録免許税などの会社設立費用や会社の実印作成代などがあたります。
開業費
開業費は、法人の設立後営業を開始するまでの間に開業準備のために特別に支出する費用とされていますので、今回ご相談いただいたチラシなどの広告宣伝費があたると考えられます。
しかし、電気代などの光熱費は経常的に発生する費用ですので、千葉県千葉市に店舗を借りた際に支出した開業前の電気代は繰延資産に計上することができません。
繰延資産は随時償却ですので、任意の額だけ償却（費用化）することができます。利益が出た時などに費用とすることができるため、節税に利用することも可能です。全て償却すると、貸借対照表からはなくなることになります。
会社設立千葉／起業.netでは、試算表の見方や勘定科目など、色々な疑問にお答えしています。悩んでいることがありましたら是非お気軽にお電話をください。０４３ー２２４ー３６８１
主な業務エリア
＜千葉県＞千葉市（中央区、稲毛区、花見川区、美浜区、若葉区、緑区）四街道市、習志野市、船橋市、浦安市、市川市、市原市、鎌ケ谷市、柏市、松戸市、野田市、成田市、佐倉市、東金市木更津市、銚子市、館山市、茂原市、、旭市、勝浦市、流山市、八千代市、我孫子市、鴨川市、君津市、富津市、袖ケ浦市、八街市、印西市、白井市、富里市、いすみ市、匝瑳市、南房総市、香取市、山武市印旛郡（酒々井町、印旛村、本埜村、栄町香取郡（神崎町、多古町、東庄町）山武郡（大網白里町、九十九里町、芝山町、横芝光町長生郡（一ノ宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町）夷隅郡（大多喜町、御宿町）安房郡（鋸南町）＜東京都＞葛飾区、足立区、荒川区、台東区、江戸川区、墨田区、江東区、千代田区、中央区、港区、文京区、豊島区、新宿区、渋谷区、目黒区、品川区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、北区、板橋区、練馬区
