革靴製造販売業 貸借対照表の着目点
11月に実家のある千葉で、会社設立しました。業種は革靴の製造販売業です。某靴製造販売会社に就職し、革靴の製造を担当していました。会社に縛られるのではなく、自分オリジナルの商品が作りたいと思い、会社設立に至りました。
ただ、資金に乏しく、金融機関から借入をしたいと考えています。借入をする際に注意すべきことなどありましたら、教えてください。
会社設立後、融資を受けたいとお考えの方に、知っておいていただきたい点をご説明いたします。
千葉もそうですが、市中銀行は、従来は短期資金を貸すところでした。その貸したお金が無事帰ってくるかどうか、特に短期間のことであれば、当座比率などから、比較的正確に判断できます。
当座比率は、比較的早く支払わなければならない買掛金や支払手形などの額を、比較的早く現金になる売掛金や受取手形などの額と比較するものです。もし、後者が前者の金額を上回っていれば、まず、支払できそうだと判断できるからです。また、短期間であれば、その企業の商売の状態も大きく変化しないだろうと考えることができます。
そのため、千葉などの地方銀行も含め、一般的に銀行では、何よりも貸借対照表についての検討を重視しました。なお、流動比率や当座比率は、1928年の大恐慌の際に倒産した企業において、それらの指標が100%を切っていたことから重視されるようになった、と言われています。
いま、当座比率が100%を超え、すぐにも返すべき負債を上回る売掛金や手形があるとします。しかし注意していただきたいのは、貸借対照表が示しているのは、1年以内という単位だということです。
もし、今回会社設立された千葉の客様が、負債の返済が今年の6月までで、逆に受取手形の代金が入るのが7月以降だったとすると、いくら受取手形の額が負債を上回っていても、資金はショートします。つまり、支払うことができないということになります。
このような点は、いくら経営指標を見ていても、それだけではわかりません。この場合に、もし7月以降の入金が、それも1年以内に確実というのであれば、銀行としても一時的に資金を貸しても大丈夫だろうと判断するかもしれません。
千葉で会社設立された経営者の方にお伝えすることとして、あと一つ忘れてはならないのは、そもそも決算書の数字が正しいか、信頼してもいいのか、という点です。このような観点から貸借対照表を見るとき、どの科目が重要で、どこまで見るべきなのでしょうか。
その意味での貸借対照表上の最重要科目が、売掛金、受取手形と買掛金、支払手形です。これらは、一般的に金額も大きいだけでなく、取引の回数も多いために、調査するべきことも多いのです。
千葉の 会社設立千葉/起業.net 電話043‐224‐3618 では、会社設立に関らず、経営分析、節税など皆様の抱えている様々な不安に対する相談を承っております。また、どんな業種にも対応しておりますので、お困りの方はご連絡ください。お待ちしております。
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