この度千葉で会社設立をすることとなりました。現在も千葉でサラリーマンをしており、副業として会社設立をします。もちろん、自分の法人からも給料をもらおうとしています。現在の勤務先からもらうお給料は源泉徴収として差し引かれている金額がありますが、同じように自分の会社も源泉徴収しなくてはならないのでしょうか。

源泉徴収をする必要があります。

まず、所得税は自分で計算して申告をすることが原則です。しかし、事務作業の簡便化、税金の徴収の徹底等の観点からサラリーマンのように会社から給料等をもらっている方は、個人の代わりに会社が源泉徴収をして、税務署に納付し、所得税の税金計算も会社が年末調整をするのが義務ですので、自分で所得税の確定申告をする必要がないのが一般的です。しかし、2か所から給料をもらっている方や、他の収入のある方は、原則として自分で確定申告をしなくてはなりません。

上記のように会社が源泉徴収をするのは会社の義務となりますので、自分で会社設立した法人もお給料を支払う場合は源泉徴収をしなければなりません。社長の給料も同様です。

源泉徴収の仕方ですが、支払うお給料からその月の社会保険料等を控除した金額を基礎として算出された金額を徴収することになります。この金額は給与所得者の扶養控除等申告書の提出の有無によって異なります。この申告書が提出されている場合「甲欄」から金額を拾ってきます。提出がない場合は「乙欄」から税額を拾ってきます。

すでに千葉でサラリーマンをしているので、勤務先に扶養控除等申告書を提出しているかと思います。従って、ご自身で会社設立された法人にはこの申告書は提出できません。よって自分の会社からもらう給料の源泉徴収は乙欄を使用します。実際甲欄より、乙欄の方が高い料率の源泉徴収額が適用されます。多く徴収された所得税は自分で確定申告をすることによって戻ってきます。

また、従業員を雇った場合、今後は社長自ら、源泉徴収、年末調整をすることになります。この作業は直接従業員の税金に影響しますので、適正にしなければなりません。また時間も相当かかりますので、外部に委託するのもよい経営戦略と考えます。

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