私は千葉でショップ販売の会社設立をしました。今期は会社設立第一期目ということもありまして、利益は確実に出ないと思います。決算にあたっても赤字なので税金は出ないので、帳簿関係を作成しなくて良いでしょうか。利益がでていなくても、会社設立第一期目なので、忙しく、帳簿を作成するのが大変です。

帳簿書類の作成は赤字、黒字に関わらず必ず作成してください。
まず、経営面で、なぜ会社設立一期目が赤字になったのかをしっかり把握するには、社長様の記憶ではなく、帳簿書類に記載された数字です。売上に対し売上原価はいくらだったのか、千葉での売上単価は相場に比べ高いのか、安いのか。営業活動に要した販売費等について無駄な支出はなかったのか。このような分析は昨日の事ならともかく、期中を通してすべて覚えておくのは不可能です。

利益を出している会社のほとんどが、帳簿書類を含めた全てにおいてしっかりしています。まず、帳簿書類を作成していない会社は今後の利益は期待できないでしょう。

また、税務面ですが、申告書は、正確な帳簿書類を基に作成するものです。今回の決算が赤字で税金が出ないとは、あくまで社長の主張であって、客観的な根拠に乏しすぎます。
税務調査では、まず帳簿の提出を求められます。その際に帳簿書類を作成していないとなると、税務署側は、売上、費用を推計して計算することができます。
いくら社長様がこのくらいの売上しかないと主張しても、それ以上の売上金額を税務署が主導し、直させられることがあります。

このような場合、事実会社設立第一期目が赤字だったとしても、黒字として税金を納めることになります。延滞税、重加算税等の税金もかかるかもしれません。手元に資金がなかったら、即倒産です。しっかり帳簿書類を作成していたら事実通り赤字になり、繰越欠損金が発生し、来期以降黒字になったとしても、今期の赤字分に相当する部分は税金を納めなくてもよかったということは大いにあります。

従って、正確な帳簿書類の作成は、経理、税務という、会社経営にもっとも重要な作業なのです。まだ、千葉で会社設立したてということもあり、手遅れにはなっていないと思いますので、帳簿書類を忙しくて作成できないようでしたら、外部に委託するのも重要な経営戦略です。ぜひ、これからは数字を意識した経営を行い、今後の黒字化をめざし、千葉で一番健全な会社に育てて下さい。 千葉での会社設立や会社設立時の会計処理等でお困りの社長は、是非、会社設立千葉/起業.net（043−224−3618）までご相談ください。

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