小学生の将来なりたい職業3位「YouTuber」と所得税
先日見かけた中学生男子のなりたい職業ランキングという記事の3位にユーチューバーという職業が記載されているのを見かけました。
私は彼らがどのような仕事をする人なのかも分からないですし、自分の子供がなりたいと言い出したらどうしようという不安も感じます。
また、記事には会社設立するユーチューバーの人もいるという記載がありましたが、それはどうしてなのでしょうか。私自身も会社設立を検討しているため気になります。
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ユーチューバーという言葉自体を目にするようになったのもこの数年のことですので、彼らは何をして収入を得ているのか、そもそも職業と呼べるのか、などの疑問まで浮かんできてしまいます。
ユーチューバーとは、動画投稿サイトYouTubeに自らが撮影した動画を投稿し、その再生数に応じて支払われる広告料収入を得ることを生業としている人のようです。また、多くの視聴者を持つユーチューバーには企業側から自社の商品を宣伝、紹介する動画を投稿することに対し報酬を支払う依頼を受けることもあるようです。ユーチューバーの中には自身の月収が数千万円であることを公言する方もいるため、そのような投稿動画を見た中学生などが影響を受け人気職業として取り上げられているのではないでしょうか。
その独特の事業形態にばかり目が行ってしまいますが、一般的にユーチューバーの方が所轄税務署に対し税務申告をする際は事業所得を有する通常の個人事業主と同様であると思われます。そして個人事業主である以上、会社設立し法人になるメリットも同様だと考えられます。
個人事業主として所得税の課税を受ける場合、超過累進税率が適用されますので利益が増えるにつれ税率は高くなり最終的には法人税の税率を大きく上回ります。会社設立することで車両等の減価償却資産を定率法により早い期間で費用化できること、法人の役員として給与所得者になることで給与所得控除を受けること、法人契約の生命保険に加入することなど会社設立をすることで生じるメリットは多数考えられます。
また、対外的な信用についても個人事業主より会社設立をして法人格を持つほうが高くなることも理由のひとつとして考えられます。
最近、話題になることの多いユーチューバーの方も、他の個人事業主の方と同様にこのようなメリットを得るために法人を設立するのではないでしょうか。
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